ひとりで(なんとか)できたもん(足骨折編)
本日晴れてギプスを外して足底板デビューとなった。ギプスの巻き方のせいか、踵や踝に当たり夜も眠れなかったのでとても嬉しい。
一人暮らしで足を骨折したらどう生活したらいいのか...もしかしたら迷える独身骨折羊がいるかもしれないのでなんとなくまとめてみる。
左足第五中足骨骨折、出かけるのは車がメインの田舎在住なので、地下鉄などに乗るシティーガール&ボーイズには当てはまらないかもしれない。
折れたら動くな!
一人暮らしで骨折したらまず無理せず動かない。無理して動いたその動作が致命傷になるかもしれない。私が現にゴミ捨てに行かねばと無理した結果、ごきっともボキッとも変な音がして悪化した気がするからだ。
病院に行くのも動けないならそれはもう救急車を呼んだ方がいい。
荷物はとりあえず携帯、保険証、お金を持っておこう。バッグは斜めがけがベストだ。担架で運ばれると思うので、鍵を閉めてもらうのと、履きやすい靴を持って来て貰うのを忘れずに。
知人がいれば病院に来てもらえるとベストだ。(私は身の回りに知人が少ないので電車に乗って1人で帰った。)
可能であればキャスター椅子を
室内がフローリングであればキャスター椅子があると便利だ。キャスターには硬いプラスチックの物と、ウレタン製の傷のつきにくいものがあるらしく、フローリングで使うならウレタン製の方が傷がつきにくく良いらしい。
と言ったものの、両親が買ってくれたキャスター椅子はプラスチックのキャスターだった。GW中だったこともあり、両親が段ボールを床に敷き詰めて傷があまりつかないようにしてくれた。おかげで1人でも料理や洗濯もなんとかできている。
キャスター椅子が使えない場合はハイハイ移動やケンケンになると思う。ただ、やりすぎると健康な足を痛めることになるので注意が必要だ。キッチン、風呂の脱衣所にちょっと休める椅子があると少し楽になる。
毎日浴びたいシャワー
汗ばむ季節は毎日シャワーを浴びたいものだ。
本当は水が入らないという市販のお風呂用足カバーが欲しかったのだが、節約のために足の先端にビニール袋をかぶせ、タオルでギプスと肌の境目を巻き、更に大きなゴミ袋で覆ってガムテープで留めた。浴槽の縁に座って、足は風呂の椅子に乗せて濡れないようにした。
脱衣所には椅子があった方がいい。座面にタオルを敷いておいて、浴室から出たらそこで服を着ると楽だった。
買い物は人に甘えてもいいと思う。
買い物が1番大変だった。GW中だったので、買い物に行ってもらえたからよかったものの、1人で松葉杖を付いて買い物はかなりしんどい。
動けない頃はお見舞いで食料品を差し入れてもらった。あれはありがたかった。
新しくて大きめのスーパーなら車椅子と専用カートなどを用意している店舗もあるので、それを利用するといい。
なくても店内なら介添えもしてくれることが多いので、お願いしてもいいと思う。(ただし、荷物が多すぎると家に帰って運ぶのが大変なので注意が必要!)
金は貯めておいてナンボ
この一言につくなぁと痛感しました。
1人だと何もかも自分でやらないといけないし、思うようにいかなくてイライラして塞ぎ込むこともあると思うけどどうにかなる。
もちろんいろんな人に助けてもらって感謝って大事だなぁ、人に親切にしてあげようと思いました。まる。
ポジティブの芽吹き
骨が折れてからもう少しで1ヶ月経とうとする。
少し前に医者に足以外は元気だから早く働きたいのだけど、デスクワークだと復帰はどれぐらいでできますか?と聞くと「あなたは就労不能なんですよ。私だったら雇いたくないね。松葉杖もつけないんでしょう?え?つけるようになったんですか?へー、先週と言ってることが違うじゃないですか。都合がいいですねー。一切動いて欲しくないから本当なら家事とかもしてもらいたくないんですよね。何かあったら僕の責任に問われることになりますからね。僕の患者は◯◯さんだけではないんで時間が取れないんですよ。」と言われ、腹が立った。
一人暮らしなんだから自分で家事しないといけないでしょうが!
久しぶりに嫌悪感剥き出しで突っかかってしまった。
最近では陰で糞医者と呼んでいるのナイショだよ☆
そしてあれよあれよと無職になってしまったのだが、ご安心あれ。なんとこんな足でもいいよと言ってくだすった会社から一応内定を頂いているのだ。見たか糞医者!本気になればなんでもできるんだ!
最初は自分の思うように動けずイライラしてストレスが溜まって気がおかしくなるかと思ったが、そんな毎日を支えてくれたのはキスマイではなく松岡修造だった。
松岡修造天気予報(ヤンマー天気予報のメロディで作られた動画)を毎日見た。
「がんばれ!がんばれ!やればできる!そうだ!がんばれ!」とあんなに一生懸命応援してくれた人がいただろうか。
松葉杖を少しでも楽に使えるようにする為に筋トレにも励んだ。超ネガティブだったアラサー女にポジティブの芽が芽吹いたのだ。
テレビではクレヨンしんちゃんの父ヒロシが左足骨折しているし、月曜では夜更かしでも骨折した男性が映っていたし、最近よく骨折ネタが多くて、(あぁ今は骨折ブームなんだな。)と思ったりできるぐらい穏やかな気持ちだ。
骨折で職と金(治療費)を失ったが、ポジティブの芽が芽吹いたのは大きい。30になる前にポジティブに近づけてよかった。ありがとう、松岡修造!!
骨がぽきっとね。
居酒屋から歩いて帰る時に派手にこけてしまった。酔っ払っていたわけではない。鳥目なのにトイレに行きたくて足早で帰ったから転けたのだ。(田舎だから街灯がない)
朝起きたら足が動かなかった。
足を付くと激痛が走り、変な声が出た。
それでも、ゴミ出しだけはしなければという思いで泣きながらゴミ出しを済ませた。多分これがトドメだったと思う。
だって、変な音したもん。
病院に行こうと思ったが車までたどり着けないのと、あまりの痛さに声を出してわんわん泣いた。
普段なら病院に行くのを渋るのに、病院に行かないと多分ヤバいと思った。119に初めて電話を掛けた。遠くからサイレンの音が聞こえた。
上半身は元気だから、脈や血圧を測られたりするのが不思議だった。搬送隊の人が血圧の低さにびっくりしていたが、いつものことだから驚かなかった。
病院に着いたら怖くなって震えが止まらなくなり涙が出た。
レントゲンを撮ったらがっつりと骨が折れていた。ヒビじゃない、折れていた。本当に痛かった。
ギブスを巻いて貰い、松葉杖のリハビリをするもののどうもうまく歩けない。
近くに身内がいない上に、松葉杖で歩けない私を見兼ねて看護師長さんが駅まで車椅子を押してくれた。なんとかJRに乗って最寄り駅までたどり着いた。
普段なら歩いて5分の距離が歩けなかった。タクシーを呼んだ。呼んだはいいけど、家の玄関の階段に難儀した。固いコンクリをハイハイで移動した。
家に帰ってからもハイハイとお尻歩き移動だった。
その日の晩御飯はちくわ2本だけしか食べられなかった。
骨折って怖い!
今はキャスター椅子を使って移動しているので多少の家事はできる。が、仕事に行けない。忙しいゴールデンウィークに出勤できなかったので職場に迷惑を掛けたのが悔やまれる。
早く復帰したい。
俺の大福餅
和菓子はそこまで好んで食べないのだが、道明寺粉を使った桜餅、みたらし団子、水まんじゅう、大福餅である。水まんじゅうを除いた3種は塩気が効いているのが好きだ。
中でも大福餅が好きだ。何がって好きってあのビジュアルが可愛いし、手触りのムチムチむにゅむにゅした感触、食べた時のあの柔らかい感触!
おっと、いけねぇ!間違えた!
こだまのおしりを彷彿させるあのモチモチ感が大好きだ。
大福餅を買うとしばらく揉んでしまう。
行儀が悪いと思うがやめられない。
大福餅の可愛さは誰もわかってくれないのだが、確かに奴は可愛いのだ。間違いない!
昔からスクイーズ人形も好きだったし、最近はニトリのモチモチクッションを揉みしだいたりもしているから柔らかくてすべすべしてモチモチしたものが好きなのだろう。
大福餅の手触りとむちむち感を再現した何かを早く作って欲しい。
やっちゃった!
親との口論の末
いい加減結婚しろ、身を固めろとしつこく言われてカチンときたのだ。
うるさい!相手がおったら結婚するわい!
人生うまくいかない。浴びるように酒を飲んだ。
大好きなリンゴのハイボールのチェイサーが二階堂(濃いめの水割り)だった。
途中で意識が数度飛び、目が覚めたらまた酒を飲んだ。かなりのハイペースで。
多分7時間ぐらいは飲んでいたと思う。
いつまでたってもまだ飲める!
いつまでたっても食べられる!
寝たのは空が明るくなった頃だった。
12時のチャイムで目が覚めた。
本当は10時頃に起きたかったのに。
寒気がして味噌汁が飲みたくなったぐらいで、頭は痛くないし、余裕だと思った。
大天使ミソシル様
味噌汁は美味しかった。大天使ミソシル様は優しく包み込んでくれた。2杯も飲んだ。
ダイソーに行きたくて隣町まで車を走らせた。
(何を買ったかは後ほど)
どうも気分が悪い。
スーパーでグリーンダカラちゃんを買った。飲んで調子が悪いときはダカラちゃんを飲んだら大丈夫なのだ。
だが、効かなかった。
駐車場でダカラちゃんを飲んで休んでるうちに吐き気まで襲ってきた。だが、ポン酢と豆腐を買わねば...町内のスーパーには味ぽんしかないのだ。味ぽんは塩辛いからあまり好きではない。豆腐も町内は馬鹿みたいに高い。
スーパーに薬屋が入っててよかった。
カートに全体重を預けて店内を歩いた。時々込み上げてくるものがある。恐ろしい。必要最低限なものをカゴに入れた。酒がないから買おうと前日まで思っていたのに気持ち悪すぎて買わなかった。
長距離を運転して帰られるだろうか...。田舎だから隣町と言ってもかなり遠い。
液キャベだ!
無縁と思っていた液キャベ白ラベルを買った。
まずい!
こんなまずいもののCMをしてたのか、きみたちは...。
胃がカーッと熱くなるのは生姜とか体を温める成分が入っているからなのか。次第に体がポカポカとして胃が動き出したような気がした。
二日酔いには大天使ミソシル、ダカラちゃん、液キャベ。覚えておこう...。
フォアグラとトリュフのビビンバを作ってみた。
Kintanのフォアグラとトリュフのビビンバが美味しかった。結局東京滞在中2日も連続で食べた。
ランチではサラダとスープ(お代わり可能)、デザートが付いて1500円だった。最高だった。
住んでいる田舎町に帰ってきてすぐに東京シックになってメソメソした。
そうだ、自作しよう。
遠く離れた隣町のスーパーにトリュフが売ってたのを思い出して空港から帰る途中に寄って買っておいたのだ。
トリュフ(3粒)とトリュフのスプレー
まず土鍋を火にかけてバターをなじませる。熱々のご飯を入れ、醤油を回しかけてしっかり混ぜる。ご飯自体に味がしっかりついていたはずだ。
買ったばかりのトリュフを薄く切る。貧乏性なのでこれは大切に使いたい。
フォアグラ缶もトリュフの横に売ってたのだがこれは高すぎた。なので代用品として冷蔵庫から食べかけのイベリコ豚のレバーペーストを取り出し、上に載せトリュフとネギを散らし、トリュフスプレーを振りかけた。
それなりに見える!!!
混ぜて食べた。
本物は多分トリュフオイルを使ったりして香りがしっかりしてるし、フォアグラから脂が滲み出て濃厚だが、こちらは米がバターを纏ってるような感じで店で食べた物よりは軽い。脂分はこれぐらいでもいいかもしれない。ただ、欲を言えばもっと香りが欲しい。
自作とはいえ、3日連続で食べた。満足した。
ホットケーキがうまく焼けない
簡単なものならアジア料理、中華、フレンチ、和食、イタリアン、なんでもできるつもりでいるし、ベーコン、燻製、からすみなんかも自分で作る。
周りからは「板さんだよね」と言われるが、決して「お料理できて女子力高ぃょね!」とか言われたことがない。
鹿のロースト
乙女ぶったふわふわフレンチトースト
ホットケーキは下手くそ
だが、なぜかホットケーキがうまく焼けない。
分量通り計って混ぜて焼くだけなのに。
このザマよ...。
まず見た目が悪い。
丸く焼けないのだ。上から流したら丸になるはずなのに。
そして、中に火が通らない。そんなに分厚くしたわけではない。普通の厚みだと思うのに、周りだけ焦げて黒くなり中はトロトロ半熟状態。まったく意味がわからない。
コンビニでバターとシロップの挟まってるホットケーキを買って食べたが感動した。ふわふわで歯がなくても食べられるだろうし、頬張りすぎると喉に詰まりそうなぐらいモチっとしている。あんなの作れたことがない。
誰か作り方を教えて欲しい。
ちなみに恥ずかしながらゆで卵も作れなかった。一度もうまくいったことがなかったが、ゆで卵タイマーを手に入れてから失敗することがなくなった。
ホットケーキも上手に作れる秘密道具はないのだろうか...。